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独で日本語を教える松尾馨先生による日本語指導研究会を開催しました

2017.07.28 BLOG 宮田学園 西日本国際教育学院 国際貢献専門大学校

7月26日(水)国際交流センターにおいて第3回日本語指導研究会を行いました。今回の講師松尾馨(まつおかおる)先生は、日本での日本語教師を経て、2001年からドイツの大学の東アジア研究所で助手や非常勤講師をされる一方、高校で日本語教師をされています。 研究会は、講演「欧州言語共通参照枠(CEFR)の実践と日本語教育での活用方法」と模擬授業評価・質疑応答の2部構成でした。 ドイツのCEFR能力モデルを基とした日本語教育スタンダードは、コミュニケーション能力や異文化適応能力の向上を目指し、従来の「何を教えるか」では無く、学習者が「どこまで到達すべきか」を重視しているそうです。教科書は「みんなの日本語」では無く、「まるごと」を用いた「アウトプット志向」で成果を上げていると伺い、学園で以前より「まるごと」の導入を検討してきたことから、より生きた日本語を身につけるには有効なようで大変示唆に富む講演でした。     模擬授業評価では、語学のための「会話練習」において不自然な会話にならないためにより生活に即した会話を工夫するというような多くの的確な指摘を賜りました。 今後もこのような研究会を通して教員の能力向上に努めていきます。

教務課 野田