(日本語) 2021年鏡開きを実施
2021.01.12 NEWS&TOPICS 西日本国際教育学園 BLOG 西日本国際教育学園
冬休みを終え、始業式を迎えた学生たちが降雪や冬の寒さにも負けず毎日元気に登校しています。西日本国際教育学院では2021年1月12日(火)から14日(木)にかけて、1階のカフェテリアで鏡開きを行っています。
そもそも本校では毎年、日本文化理解・学習の一環として「鏡開き」でぜんざいを留学生全員にふるまってきましたが、今年は感染予防で密を避けるため、全員での会は中止。代わりに希望者だけ、休憩時間にぜんざいを購入できるようにして、密にならないように「鏡開き」を実施しました。
▲茶道「師範」の腕前で抹茶を点(た)て、希望者にふるまってくださいました。 茶杓(ちゃしゃく)、 柄杓(ひしゃく)、 茶筅(ちゃせん)を見事に使っていらっしゃいました。また感染予防にも努められ、マスクと衛生手袋を着用されていました。
▲本校卒業生(ネパール出身)の当学園・スマン職員も笑顔でチャレンジ!! 学生の頃に鍛えた箸遣いで美味しく完食!! 抹茶も「お点前(てまえ)、頂戴します!!」
鏡開きの由来をホームルーム等で聞いたりして、日本の正月の行事について理解を深め、有料での購入希望者は今年の無病息災を願いぜんざいと抹茶にチャレンジしていました。初めて食べる日本のぜんざいや抹茶の味に戸惑ったり、箸とお椀が上手に持てなくて苦労したり、よい思い出づくりの一つになったようです。
▲希望者は鏡開きでぜんざいを食べました。一年の無病息災を願い、ぜんざいを食べて、今日から気持ち新たに学習を頑張りましょう!!
【※参考】①鏡開き(かがみびらき)とは、正月に年神様や仏様に供えた鏡餅を下げて食べる、日本の年中行事です。年神様がいらっしゃる松の内の間は飾っておき、松の内が過ぎたら下げて食べ、年神様をお送りします。鏡餅には年神様の魂が宿っていると昔から考えられていて、その鏡餅を食べることで力を授けてもらい、家族の一年の無病息災を願います。
【※参考】②ぜんざい(善哉)は、小豆を砂糖で甘く煮たもので、鏡開きの餅などを入れて食べられることが多いです。語源は仏教用語である「善哉(ぜんざい・よきかな)」を由来とする説があるそうです。サンスクリット語ですばらしいを意味する「sadhu」の漢訳である「善哉」は、仏が弟子を褒める時に使う言葉でもあるそう。
情報管理広報課・二村